2CVと過ごす週末・・

フロント・フェンダー

1950年代のフロント・フェンダーはウインカーレンズの無い、すっきりしたデザインが特徴的です。

1963年3月以前と以降では、フロント・フェンダーの大きさが違います。 

私の2CVのフロント・フェンダーは右フェンダー(画面左)が50年代のオリジナル、左フェンダー(画面右)は63年以降のフェンダーが装着されています。

画像が小さくて判りにくいかもしれませんが、よく見ると、左右でフェンダーの大きさが違います。

1963年3月に波板ボンネット廃止、5本リブのボンネットが採用されました。
ボンネット形状変更に伴いフロント・フェンダーの大きさも変更されたものと思われます。

ボンネットとフェンダーとの隙間を見ると、1950年代のフェンダー(左下)に比べ、1963年以降のフェンダー(右下)は小さく、ボンネットとフェンダーの間に隙間が生じています。

1950年代 Parts#AZ 851-c(b)

1963年以降 Parts#AZ 851-1d(1e)

隙間に注目!

インナー・フェンダー形状の違い

←1950年代 Parts# AZ 851-c(b)

サスペンション付け根のフリクションダンパーへ、アクセスしやすい形状。

1963年代以降 →
Parts# AZ 851-1d(1e)

直線的形状になり、フェンダーを外さないとフリクションダンパーへ、アクセスしにくい形状。

この頃の2CVのシャーシにはインナーフェンダーを固定するゴム製クリップが装着されていません。

インナーフェンダーが振動でブレると、すぐ脇にあるドライブシャフト・スプラインの中間ブーツに当たり、ブーツ切れを起こします。

ドライブシャフトの中間ブーツとインナー・フェンダーが干渉して、ブーツが破けるのを防ぐ目的で、ブレ止めのパネルが取り付けられています。

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