ルフェーブルは飛行機を模して補強、軽量化されたボディに囲まれたシート後方に独立懸架リアサスペンションを配し、軽量化と強度を両立できる飛行機のようなコルゲート(波板)アルミパネルを採用した。小排気量エンジンには、車体の軽量化は必要不可欠だった。 ピエール・ブーランジェは、アルミニウムの採用が広範囲に及んでいる点が不服だったが、この初期デザイン案を支持した。 当時アルミニウムは現在よりも高価であったが、彼はいずれ価格は急速に下がり始める、と確信していた。 1936年、プロトタイプパーツの試作、ルウ・ド・テアトル・ワークショップにて、最初の実物大の木製TPVモックアップが完成した。 しかし、長身のブーランジェが帽子をかぶったまま乗り込めなかったので、満足しなかった。と言われている。 |