2CVと過ごす週末・・

シフトレバー清掃
(整備は自己責任にてお願いします。当方では一切の責任を負いません)

2CVのシフトレバーは、動きが渋く(シフトが重く)なった場合、絶対にグリスやオイルを塗付してはいけません。

使用工具

・タオル
・粉歯磨き粉
  ("練り"歯磨き不可・タルク・パウダーの代用として)

タルク(Talc)=滑石という鉱石を微粉砕した無機粉末。
一般的には“蝋石(ろうせき)”と呼ばれ、無機鉱物中、最も硬度が低く耐熱性に優れ、化学的に安定した物質であることから、ファンデーションなどの化粧品やベビーパウダーなどの原料としても使われる。

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シフトレバーの金属の筒の内部構造

右図 "7"のラバー・ブッシュ parts#A 334-57
右図"12"のベアリング・ブッシュ parts#AM 334-81が金属筒の前後に入っています。

ゴム製のラバー・ブッシュが耐油性ではないため、グリスやオイルを塗付すると膨張して、最終的にシフトチェンジが不可能になるほど渋く(重く)なります。


樹脂製ベアリング・ブッシュ parts#AM 334-81(左)と
ラバー・ブッシュ parts#A 334-57(右)

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整備マニュアルなどには、シフトレバーの清掃にはタルク・パウダーを使用、との記述があります。
日本の旧ディーラーではタルクの代用品として鉛筆の芯を細かく粉砕し、タルク・パウダーの代用とする事を推奨していました。

しかし、鉛筆の芯を粉砕するのは手間がかかる上、汚れるので、粉の歯磨き粉をおすすめします!(練り歯磨き不可!)

エンジンを切り、ギアをバック、2速、または4速に入れる。

ボンネットを開ける。

適量(少量)の粉歯磨き粉をタオルに取り、擦り込む位の感じでシフトレバーを磨く。

エンジンルーム側の作業が終了したら、ギアを1速、または3速に入れる。

車内側からも擦り込む位の感じでシフトレバーを磨く。

作業完了!

作業の副産物として、ほのかに室内にペパーミントの香りがつきます。

車内に常備しておくと、旅行等で歯磨き粉を忘れたときに自分が使う事もできます。

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